6月と12月にコレクションを発表すると決断したのだ

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 モデルたちが私服として愛用するアーバン・シックなスタイルを提案し、ニューヨークを代表するデザイナーの一人、アレキサンダー・ワン(Alexander Wang)は今回一大決心をした。ショーを2月と9月に行う従来の枠からは外れ、6月と12月にコレクションを発表すると決断したのだ。

 

 ワンの決断は、「プロエンザ スクーラー(Proenza Schouler)」と「ロダルテ(RODARTE)」がパリのオートクチュール・コレクションへと、「アルチュザラ(Altuzarra)」がパリコレクションへと発表の場を移したことに続いた。

 

「効果のないことをやる理由がない」と話すのは「アレクサンダー・ワン」の最高戦略責任者、ステファニー・ホートン(Stephanie Horton)。「消費者が変化したのであればビジネスモデルも変えなければいけない」と最近ニューヨークで開催された業界イベントで語った。

 

 米国ファッション協議会(CFDA)のスティーブン・コルブ(Steven Kolb)プレジデント兼CEOは、他のデザイナーもこの流れに乗る可能性があると予想。「しばらくは混乱が続くかもしれない。しかし混乱もいつかは落ち着く」と同じイベントで語った。