裏山でとったわらびと庭にできたうどの新芽を送った

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  中に手紙と木炭が人っている。その手紙には、一緒の食事が楽しかったことを感謝したあとで、「裏山でとったわらびと庭にできたうどの新芽を送った」と書かれていた。それに、木炭であく抜きをする方法まで簡単に説明してくれていた。

 

  その家のタ食の食卓に、田舎の色とにおいと味が「色」を添えたことは、曾うまでもない。当然のことながら、タ食後の電話の内容は、家族で田舎の味を楽しんだという報告と、再会の約束である。まさに、旧交が温められ、お互いの心の中に、満たされた感慨が統いていく。